翔全繋互

部員と関係者の連絡用ブログです。

アンサンブル、終了

管打八重奏で出場したアンサンブルコンテストですが、ありがたいことに金賞をいただくことができました。

今回アンコンと新人戦、並行して取り組む中で得られたものは大きかったと思いました。一人ひとりが自分の課題に向き合い、集団として力を伸ばすことのできた、貴重な機会となりました。努力に対し結果が伴ったことは本人たちの励み、財産となることを願います。楽しかった、うまくいった、悔しかった、どんな思いであったとしても得られるものがあることを次への糧とすることができます。また、いつかこの頃を思い出すときに、頑張った自分としての今があればと願っています。

アンサンブルは難しい、私はそういった印象を持っています。アンサンブルは基本的に一つの音の担当者は一人です。被るということがほぼありません。ベース、メロディー、ハーモニー、リズムそういった担当をそれぞれが担います。普段は同じ旋律を複数の楽器、人物が担当するので、調整はある程度容易だという印象があります。まあ、複数だからこその難しさはあるのですが、それでも一人ひとりの技量がストレートに表れるアンサンブルは難しいと感じています。

今年、何よりもよかったことは人がいつでも揃っていたということです。一人いないと本来あるべき音がなくなるので、和音のバランスがわからなくなります。何もできなくなってしまうんです。けれど、練習をしようとするとき、いつでもメンバーが揃っている、それはとてもしんどかったはずですが、整っていたのでこの大会に向けたそれぞれの思いの強さだったのかもしれません。

何よりも、様々な協力があったからこその結果だと本当に思いました。メンバーではない2年生は悔しい気持ちを秘めていた人もいるでしょう。でも新人戦に向けて頑張ってくれました。彼らが新人戦を頑張ってくれたから、どちらも練習を進めていくことができたんです。1年生の良き見本となってくれたのではないでしょうか。

また、卒業生たちが時折見に来てくれていました。それぞれ、あの子上手になりましたね、毎日ではないからこそわかるその成長する様子を言葉にしてくれるとそれぞれの自信になったでしょうし、私もうれしかったですね。そして、この曲は5年前に挑戦したことがありました。その経験があったからこそだとも思います。長い間、自分たちも知らないところで築き上げられてきたもののおかげで今があるということに感謝の思いを持ってくれればと思います。

とてもよく頑張りました。ここはひとつの通過点、また先に向けて進んでいきましょう。

保護者の皆様、このような時勢の中、様々なところでお気遣いいただいたことと思います。無事に終えられたことに安堵できたこと、本当に日頃のご理解ご協力のおかげです。ありがとうございました。