翔全繋互

部員と関係者の連絡用ブログです。

翔全繋互

令和6年度の活動目標は「翔全繋互」しょうぜんけいご

になります。新3年生が決めました。

昔からのもの、伝統を大切に、新しいものを取り入れていく

お互いに技術を高めあえる

そういった意味が込められています。

 

元になった故事成語

「承前啓後」

昔からのものを受け継いで、未来を切り開くこと。学問や事業などのことをいう。
文化や文明を受け継いでいくことの大切さをいう言葉で、中国で昔から重要視されてきた考え方。「前を承け後を啓(ひら)く」とも読む。

 

さて、新3年生は真面目に努力ができる学年です。男女のバランスもよく、関わりあいを大切に学年としてまとまっていける学年だと思います。

1年、2年と先輩たちの姿を見てきた中で、金賞といった成果を喜ぶ姿が印象に残っているでしょう。それは憧れや羨ましさとして今それぞれが感じているのではないでしょうか。でも、去年の夏、上部大会へ行けたのは新3年の力あってこそです。不安定な部分もあった先輩たちでしたからなかなか大変なことも多かった、けれど、2年生だったあなたたちが頑張ってくれたからこその夏でした。以降もアンコン、新人戦とインフルやコロナで慌ただしくはありましたが、それに負けない強さを持っていました。今回のスプリングは合奏をしていく中でとても余裕のある状況がありました。それは新3年が作ったものです。

 

環境が変わることは不安です。大人の私も不安なくらいですから。だから集団として支えあっていってください。多分、モチベーションや考えは一人ひとり違っているけれど、みんな後悔したくない、この気持ちは一緒なのではないでしょうか。この部活に入って良かった、この仲間に出会えて良かった、そうして卒業していく姿がどんなにつらいときにも変わらないようにいられれば大丈夫。絶対に大丈夫です。

 

もう一つ大切にしてもらいたいことは、更新していくことです。練習方法や行事、何をとってみてもまったく同じということはないのです。最近はミッキーマウスマーチで話しましたけど、去年と変化を出すように指示を出していますね。それは考える、試す、工夫する、表現するということが学びとして重要だからです。同じものだけをメンバーや状況が違うにも関わらず繰り返していくことは後退していくことにつながります。当たり前に毎年メンバーも状況も違うわけですから、そのときに合わせて変えていく姿勢が大切です。何もかも同じにしていては考えない人になってしまいます。それは私の意図とは違う。同じ曲は確かに多いです。効率諸々を考えてですけど、全てが同じというわけではない。臨機応変に変えていくことが大切です。

今年には今年に合わせたやり方がある。どんなときもそのときの最善を尽くすように、変化させていくことを恐れずにいてください。

まさしく「翔全繋互」です。

今までの伝統は大切にしつつ、次へと繋ぐ、それは未来を翔ける力になります。お互いを大切に全員で取り組んでいってください。