翔全繋互

部員と関係者の連絡用ブログです。

想龍

今年もスプリングコンサートを無事に終えることができました。

今年の3年生は、コロナ禍での入学でした。担任となり、準備も万端に迎えた入学式前日の夕方に入学式が中止となったことは今でも鮮明に覚えています。

1年生ではコンクールが中止、部活動は始まったけれど、頑張って調子が出てきたころに緊急事態宣言等々で活動中止、それを繰り返していました。2年生になっても厳しい日々は変わらず、それでもコンクールが開催されることになり、初めてのコンクール出場となりました。けれど、大変だったと思います。1つ上の学年は最初で最後のコンクール、目指す目標も志も高い。けれど現実は甘くはない。頑張っているのにうまくいかない毎日に苦しさをみんなが感じていたはずです。

先輩が仮引退し、自分たちの代になっても、理想と現実のギャップにもがいていました。A組での金賞は簡単なことではない。自分たちが積み重ねてきた努力が賞として返ってくる保障はどこにもない。光の見えない努力は辛かったことと思います。何をするにも上手くいかない、そんな状況だったからなのか、夏も各々が悩みながら落ち着かない状態でした。でも今日、久しぶりにこの夏の自由曲を演奏しましたが、やはりあの曲は鳴りが他とは違いました。積み重ねてきたものは確かにある、それを改めて感じる演奏でした。聴きに来てくれていた人も褒めてくれていました。何より、いつか思い返すここでの3年間の中で金賞がもらえたことが彼らの糧となってくれると嬉しいです。

3年生はそれぞれの進路を進んでいきます。ここで得られたものは楽器の技術だけではありません。ここだから出会えた仲間がいる、この代だから得られた経験がある、それらは財産です。きっとまだまだ思い悩むこともあるはずです。そんなときにその財産がそのときの自分を助けてくれると信じています。

がんばってください。応援しています。

そして時には顔を出し、元気な姿を見せてください。コンクールやコンサートはお手伝いとしても大きな助けです。よろしくお願いしますね。

たくさんの人たちに支えてもらったことへの感謝の気持ちも忘れずにいてください。この代は本当にたくさんの人に教えてもらうことができた代です。出会いに恵まれた代でした。今度はそれを自分たちの次の世代へと返していってください。

3年間ありがとう。

 

今年、この3年間ありがとう、という言葉を伝えることができるのかと思うことがありました。伝えることができて本当に良かったです。嬉しかったです。いつの年も最後のオーメンズオブラブは私にとっても特別な演奏です。この日を叶えることができたのは、在校生や卒業生、保護者の皆様のおかげです。ありがとうございました。

 

卒業生も多くの学年が顔を見せてくれました。去年の卒業生を中心に、現役を知らない世代まで元気な姿を見せてくれました。他学年と長く関わる顧問という役割の大きな喜びでもあります。何より卒業生がいてくれるから、運営、片付けと何から何まで成り立ちます。卒業生あってこそのコンサートです。いつもありがとう。これからもどうかよろしくお願いします。

 

保護者の皆様、いつもご理解ご協力ありがとうございます。今回のお休みを経て、改めて保護者の皆様の支えあってこその活動だと感じています。応援してくれる保護者の皆様がいてくださるので、毎日の活動が成り立っています。これからもどうかよろしくお願いします。

本日終演後に撮影した写真については改めて後日、保護者会の連絡でお知らせします。

 

1・2年生、これからまた再スタートです。今日という時間がこれからに繋がっていくようにしていきましょう。