翔全繋互

部員と関係者の連絡用ブログです。

創思奏愛

本日はお忙しい中、吹奏楽部の演奏会にご来場いただきありがとうございました。今日という日を無事に終えることができたのは保護者の皆様をはじめ、多くの方々のご理解ご協力のおかげです。

 

さて、今年度も3年生が無事に全員卒部しました。今年度の卒業生は34人。例年と比べると多い学年でした。優しく受容的な学年で争うといったことはほとんどなかった、そういう学年でした。しかし、一方で負けん気や熱量といったものに課題のある学年でした。争うくらいなら自分がひく、頑張っても成果が出るかわからないから怖い、そういった部分を支えあうことで前に進めていました。

これから先、彼らはバラバラの道を歩むことになります。きっともう一度同じように全員が揃うということはないでしょう。吹奏楽を続ける人、他に新しいことを始める人、そういう部分もそれぞれになります。でも今をいつか振り返ったときに、この中学校での3年間の青春のひとときに吹奏楽部で過ごした時間があったということが彼らにとっての糧となってくれれば嬉しいです。

過去には戻れませんが、過去は変わることもありません。頑張った自分、成長した自分、それはこの先あり続けます。続けるという中で自分自身の選択を受け入れながら納得して次に進んでいってほしいと願っています。

失敗を恐れないでほしい、表現をすることを恐れないでほしい。きっとあなたの思う失敗は本当の意味での失敗ではありません。言葉、音楽、美術、どんな形であってもいいから表現をしていくことであなたらしさを磨いていけるはずです。

また、彼らからは特別な思い出ももらいました。何度が伝えたことですが、上部大会への出場はおそらくこの先二度あることではないと思います。それくらい難しいことだと知っています。3年生の人数がいたこと、そして一生懸命に頑張ってくれたこと、先輩たちが繋いでくれたこと、後輩たちが支えてくれたこと、いくつも積み重なってきたものの先にあったことです。私自身も子供たち一人ひとりも特別な人だったというわけではありません。ただ、繋いでいけた、その先にあった成果なのだと思います。

いつかまたそれぞれの活躍が聞こえてくれば嬉しく思っています。どこかで会うことができたならそれもまた嬉しいです。でも何よりも今という一瞬をそれぞれが楽しんでいってください。中学校のひとときを思い出すこともないくらいに。

3年間ありがとう。

 

卒業生、お手伝いありがとうございました。段取りが上手くなく慌てるようにいろいろとお願いをしてしまいました。けれど嫌な顔せず準備運営片付けと担ってくれました。本当に助かりました。また会いましょう。

 

現役生、31日まで部活動は続きます。諸々のお片付けもそうですが、お礼をお願いします。そして新たにまた始まる年度に向けて一緒に練習をしていきましょう。