5日に高2のOGの先輩が来てくれましたね。その場でも色々と教えてくれましたが、最後にちゃんとメモをしてくれたものを渡していってくれました。
基礎練習
①個人でやるとき
・金管はマウスピースだけの時間を長めにとる。最初は難しいけど、マウスピースで音階が吹けるようになるとキレイな音色作りにもつながる。
・ロングトーン、タンギング、リップスラー、ハーモニー、どんなメニューをやるときでもブレスを大切にする。(習慣づける)息を出し切ってから目一杯取り込むことを、これでもか、というくらい気にする。
・ブレスは吸ってから息を止めずに、そのまま楽器に流す。息の循環を意識するだけで伸びやかな音になる。
・いかなるときも姿勢は崩さず、遠くをめがけて吹くのがオススメです。(窓の外の景色とか)
②全体でやるとき
・全員でブレスのタイミングをそろえる。
・ほかの楽器の音をよく聴いて、ブレンド感を出す。=サウンド作り
・高音楽器が浮きすぎないように、バランスを日々意識すると曲にも活きる。
・メトロノームの音が鳴るのは端じゃないから見てるだけではなくて拍を刻むことが大切。
・音の形をそろえる。(アタック、コア、リリース)特にアタックは息と舌が同時にならないと、かすれた音、痛い音の原因になる。
・ピストン楽器の指を変えるタイミング、トロンボーンのスライドの動かすタイミングのズレをなくすことで濁りが消えるので、自分たちで厳しめに気を付けるとよい。
曲練習
・休符を無視しない。譜読みの段階から休符の拍がしっかりととれているだけでパート練習、合奏がやりやすいはずです。=音を切るタイミングが適当になりがち。
・ポップスであれば原曲を聴く。(吹奏楽の音源ではなく原曲)=曲の雰囲気を寄せる。
・吹奏楽曲であれば早い段階でパートごととかで楽曲分析できるとよい。
そのほか
・好きな奏者を見つけるのが近道。
・頭でイメージするだけで変わる。
・学生でうまい団体を聴くとモチベーションになる。=演奏以外の動作、表情などもマネしてほしい。
・チューニングの待っているときに音をハミングでとる。
・正しい音をイメージするだけで音程は近づける。
・音が離れていく原因=息がまっすぐではない。地平線・水平線をイメージ。
・思い切り自分のパート、音を歌えるようになるとよい。声でできなければ楽器ではできない。
・音が狭いときは喉を開ける、思い切り出す。
・強弱は息圧で変える。
・一人ずつ音を重ねていくとき(アンサンブル)一人ひとりの音量が違うことが気になった。(バランスを意識)
・ブレスが浅い。
ノートいっぱいに丁寧に書き綴られた紙を置いていってくれました。今の1・2年生は高2の代とは現役では重なっていません。でもこうして後輩に向けて時間を割いてくれて、教えてくれて、自分たちのことを思ってくれる人がこうしていることをしっかりと感じてほしいところです。いつかみんながこうして後輩たちへ同じようにつないでいってくれるとさらに嬉しいですね。
そして、個人的には中学生のころから成長している彼らの姿が本当に頼りがいがあり、また誇らしくもあります。何よりも嬉しいです。
もらったものは演奏や日ごろの活動で成長する姿で返していきましょう。