翔全繋互

部員と関係者の連絡用ブログです。

☆リードの管理

リードは消耗品ではありますが、1枚の値段は決して安くありません。それらを主に部費から購入しています。多くの学校や団体では個人の出費となりますが、単価が大きく異なること、リードなくては練習できないこと、各ご家庭への負担を考え、部費での購入としています。

ダメになってしまったリードを使い続けてほしくはありませんが、新しいものが出てくるからと無駄遣いしてほしくもありません。現状、出費の割合を大きく占めているこのリード、管理の仕方を徹底してください。

特に、これからの季節、湿気によりリードはカビてしまうことがあります。ですが、気を付けていれば防ぐことができます。リードにとって湿気と乾燥は大敵です。

まず、大前提として、毎日自分のリードの状態を見てください。その日使わないものでも外気に触れさせることが大切です。そして、使ったものをしまうときには水分をよく拭き取ります。

リードは1枚、同じものを使い続けずに複数枚をまわして使い、それぞれのリードを育てていきます。

今回は島村楽器のHPで紹介されていたリードの育て方を抜粋して載せます。

 

リードの育てかた

開封初日

1 リードに番号を書く

吹いた際に、硬いリード、柔らかいリードと分け記録するためです。(番号以外にも硬さで見分ける方もいます。S.M.Hなど)

 

2 記入した番号順に吹いていきます

吹く時に注意して頂きたい部分は最初から長時間吹きすぎないことです。

袋から出たばかりのリードは外の環境に慣れていないため、いきなり長時間吹きすぎると水分を多く含んでしまい、リードがすぐにダメになってしまいます。

 

始めはどれぐらい吹いた方が良いの?

「何分間吹く」等と時間で測るのではなく、リードの先端が薄く透けてきた所で、そのリードは吹くのをやめる、というように、リード先端の状態で測っています。硬いリード、柔らかいリードでは個体差が激しいため、時間を決めてしまうとリードの良し悪しがさらにバラつきがでてしまいます。平均すると、1枚あたり1分程度です。

 

2~6日目

 

3 初日より長めに吹く

少しずつリードを水分や湿気に慣れさせるため、次の日は初日よりも長めに(2~3分程度)吹きましょう。その次の日は、前日よりまたさらに少し長めに吹く、というように、徐々にリードを慣らしていきます。
ただ、長時間吹きすぎないように注意しましょう。これを5日間程度行います。

 

~11日目

 

4 30分程度を吹いてみる

慣れてきたところで30分程度吹いてみます。これを大体3~4日間続けます。

 

12日目

ついに練習・合奏で使用!

といった順番にやっていきます。これでやっと練習や合奏で使っていきます。
ですが、長時間同じリードで吹くことはあまりよくない事ですので最長でも1時間程度までにしましょう!

 

 

リードケースを使うことによって

リードの湿度を保ち、リードの寿命を延ばすことができる、演奏して曲がってしまったリードの形を矯正できるという効果があるので、お気に入りのリードのコンディションを保ち、演奏をサポートしてくれるとても大事なものなのです!

 

リードの厚さは

基本的に数字が小さいほど薄く、数字が大きくなるほど厚くなります。厚さで音色と吹きやすさが変わってきます。薄いリードは鳴らしやすく、初心者に適しているといわれています。厚いリードは鳴らすのに技術が必要ですが、音は太く大きく、暖かみがあります。上級生になるにしたがい、3や3半を使用していくことが多いです。学校に常備しているものは2半、3、3半です。バンドーレンのトラディショナルシリーズを購入しています。実際には様々なメーカー、種類がありますので、1枚売りも楽器屋さんではしています。試しに購入してみるのもよいでしょう。曲調や1stなのか等々、状況によって変える人も多いです。相性もあります。自分に合っているものを見つけてください。