翔全繋互

部員と関係者の連絡用ブログです。

音は心

私の先生が度々口にしていた言葉です。音は心、この言葉は上手く演奏できないときにいつも言われました。本番の前にいつも言われました。
怖いと思えば音は当たらなかった。自信がなければ音は遅れた。
絶対に外さないと思うと音は当たることが多かった。自信がある場所は明るく堂々とした音だった。
上手くいったときも上手くいかなかったときも、音は心、いつもその言葉を言われた。
自信がなくても気持ちは絶対に負けてはいけない、やらなければならないことから目を背けてはいけないということを私は教わったのだと思っています。大人になった今でもこの言葉が私から離れたことはありません。
音は正直だから、全てをさらけ出されます。音は騙せません。
だから、できます。頑張れます。そうした前向きな言葉を口にするようにしていました。正確に言えば、そういう言葉を当たり前に言うようになっていた環境でした。けれど言わされていたという風に感じたことはありませんでした。それは先生や先輩、同級生のおかげだったのかもしれません。
できます。頑張れます。まずは気持ちからではないでしょうか。やる前からできなかったことを考える、頑張っても結果が出なかった自分を想像することは今やるべきことでしょうか。
最近感じることがあります。
もっとできる、まだできる。
私自身、中学生だったときにいつも思うようにしていました。楽団にいたときの自分も思っていました。
教えるようになって、もう10年以上コンクールをみてきましたが、本番の演奏のその最中にも思っています。
そういう意味で言えばゴールはないのかもしれません。けれど、これから先どのような状況になっても8月7日はやってきます。そのときに自分はやりきったと自信を持って言える夏を過ごしてほしい。そこに学年は関係ありません。私は私に対して言えます。