何かと忘れてしまうので、半分は自分用ですが、レッスンの記録です。
異動後もこのブログ自体は継続させていくつもりなので、現役の参考にもなればとは思います。
・聴く人、演奏する人に分ける
互いに考える。自分では気が付かないことを指摘してもらう。複数から同じ指摘があれば尚更伸びる部分である。
・できない、難しいものはとにかく分解
同じ音にする。(考えることを減らして課題を明確にする)
短い音にする。(タイミングのズレがわかりやすくなる)
楽器を鳴らす。(本番間際で音量を大きくしようとすると結局音質が間に合わない)
簡単にすればできる。(難しいまま難しいものができるようにはならない)
・音の後押しの改善
あえて後押しで練習させ、これが後押しであると意識させる。(そうするとやらなくなる)
楽器を鳴らすのは日頃の積み重ねが大切。
・姿勢は重心が前
足は地面につける、すぐに立てる姿勢が正解。
・上手い人の音を聞く
パート単位でできると時間の効率がよい。
今日は2人、レッスンに来てくれていました。どちらも共通していた部分は、できないことをちゃんとできるようにするにはまずは分解すること、ということです。それはずっと繰り返してきたことだと思っていたけれど、やはり作為的に工程を作らないと個人ではやってはいけないものです。と改めて実感しました。
分解と再構築は本当に効果的です。小学1年生に連立方程式は解けない、というたとえで説明しました。そして、音楽の話に留めてほしくはない部分です。音楽を通して学ぶ、という部分において、この練習と成果は自分のものにしてもらいたいですね。難しい、できない、はできるところまで戻る(変える)できるようになったら進める。これをできるようになると、きっと困難なことが困難ではなくなります。私は今までこの方法で上達しなかった人を見たことがありません。