翔全繋互

部員と関係者の連絡用ブログです。

先を読む力

指示が出されないと動かない、そういった「指示待ち人間」が増えてきていると私の世代くらいから言われています。

怒られたくなくと思うからでしょうか、特に集団の人数が増えれば増えるほど誰かが動くまで言うまで待つことが多くありませんか。現状に疑問を持たずに流れに身を任せてしまっていませんか。

集団の力を育てる、この年度の後半期間はそういう期間にしてもらいたいです。

自分で考えるだけでなく、そこから動くところまでいってください。

ときには怒られることもあります。けれど、そこから学んでその次に活かしていくものではないでしょうか。

 

3年生が仮引退し、今まではその中の誰かが気づいて気を利かせてやってくれていたのだと気づくことが最近とても多いです。

私も気づいたことは伝えるようにしますが、何よりも気づく人になってください。そして気づいたことを自分以外の誰かに伝えられるようになってください。

自分でも反省しているところですが、気づいたときに自分でやってしまう、そういったことばかりで、それだと周りの力が伸びていかないと気づきました。

小さいことかもしれませんが、

自分が使った部屋ではなくても、電気が付いていたら消す、ゴミが落ちていたら拾う、置きっぱなしのものを片付ける、いろいろそのままにすることなくやっていってもらいたいです。メトロノームやティップス、譜面台、置きっぱなしになったものをよく拾います。

次のことを考えて効率よく動く、例えば次の日はレッスンだから部屋を事前に用意しておく、物の配置を工夫する、練習メニューは事前に考える、見通しを頭で立てて行動する力をつけていってください。効率よくやっていかなければ時間はありません。3年生の夏、時間があればと思ったときはもう遅いです。5分も5日間あれば25分です。朝にせよ放課後にせよ、余計な時間があると思います。

部活動は顧問が先導して行うものではありません。私の部活動ではなく、あなたたちの部活動です。あなたたち自身が創り上げていくものです。今の状況に常に疑問を持ち、より良くしていってください。現状維持は後退です。失敗してもいい、失敗から学んで前進していってください。

自立する、このコロナ禍で私自身がそういったあなたたちの力を衰退させていってしまったのかもしれません。それを軌道修正するのはまさに今がそのときだと思っています。